英語教育ワンコインセミナーin吉野ケ里FINALのお知らせ

厳寒の候、みなさまにおかれましては、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。

さて、言語教育の充実は、今や世界的な課題となっております。日本においても、社会の期待は大きく、グローバリズムや世界基準といった視点が不可欠になってきております。また、これからの小・中・高等学校の授業をとおして、豊富なinputをもとに、outputにつなぐ活動を通して「思考力・判断力・表現力」を育成することがより重視されていくことになります。

義務教育では、新しい学習指導要領が完全実施されていますが、英語教育では「教科」という枠を超え、自分の「言葉」をとおしてやりとりができるための資質・能力を高めることが喫緊の課題となります。また、高等学校では、ここ数年の全英連での公開授業に見られるように、生徒たちが生き生きと討論しあい、プレゼンテーションを楽しむような授業が求められます。

 

佐賀県では、中学校において指導過程「佐賀メソッド」に基づいて表現力と理解力を高め、Good Communicatorを育てる授業に取り組んできました。また県内の高校においては、ICTの利活用を含め、Can-Doリストに基づいて、コミュニケーション能力の育成、及びグローバル人材の育成に向けての指導が熱心に行われております。このような佐賀県の中・高現場における英語教育の取り組みは、全国から熱い視線を集めています。

 

これまで私たちは、9回の「英語教育・ワンコイン・セミナー in 吉野ヶ里」を開催してまいりました。このセミナーでは、校種、年齢、所属を問わず、英語教育に関心のあるすべての方々が吉野ヶ里に集い、心をひとつにして学びあい、語り合います。

 

Final回の今回は、當作 靖彦先生(カリフォルニア大学サンディエゴ校)をメイン・ゲストにお迎えし、セミナーを開催することに致しました。いまだコロナの影響下にはありますが、一人でも多くの参加者の方が「希望」と「活力」を得られるようなものにしたいと考えております。なお、会場の都合上、参加者定員を100名とさせていただきますことをご了承ください。詳細につきましては、実施要項をご覧ください。また、下記の諸団体から後援をいただけることになりました。この場を借りまして、厚く御礼を申し上げます。

 

なお今回も、これまで同様、東日本大震災被災地復興に向けての義援金として、皆様の参加費を、東日本大震災義援金政府窓口(2023年3月31日まで受付)に寄付いたしたいと考えております。佐賀県のみならず、九州地区、また全国各地の英語教育の益々の発展にむけて、多数のご参加・ご協力をお願いいたします。

  

      英語教育・ワンコイン・セミナーin吉野ヶ里事務局

       西南学院大学          横溝紳一郎

       福岡女学院中学校高等学校    執行 正治 

       吉野ヶ里町立東脊振中学校    吉田喜美子